ハコネラインです。
鴨肉のコンフィが今年も人気なんですって!
名前はよく聞くけどどんなものなの?
詳しく知らない人のために、紹介させていただきます!
そもそもコンフィって何?
コンフィとは、フランス語で「保存」を意味するコンフィル(confire)が語源。名前の通り食材の保存性を高めた調理法です。昔、冷蔵庫の無い時代の産物で、いかにして食材の保存しを高めるかと生み出されました。
近いものに「コンフィチュール」があります。こちらは一般的にいうところのジャム。果物を長期保存させるために砂糖の中で保存したものです。
「オイルで煮る」という調理法
見出し通りコンフィはオイルで煮るという調理法です。一見オーブンで焼いただけの様に見えますが、調理法は意外と手間と時間がかかるものです。では、簡単に行程を紹介しましょう。
②水分をよく拭き取った鴨肉を、80℃に熱した動物性脂(ラード)の中で4時間煮込む。(温度は一定のまま)
③火を止め、冷めたら冷蔵庫で一日置く。
④冷めたラードはまるで蝋の様。沈んでいる鴨肉を取り出し周りの脂をふき取る。
⑤表面をフライパンでカリッと焼いた後にオーブンへ。
⑥付け合わせの野菜を添えたら完成。粒マスタードだけでも合います。
では実食!
表面はパリッと、中はホロっと柔らかい。低温で時間をかけて煮込んだため、肉の旨味が外へ逃げずジューシーに仕上がっています。オイルで煮込んだ割りには余計な油を感じませんので、イメージよりもサッパリとした味わいです。
お店によって下味を強く利かせているところや、ハーブの調合で個性を出していたり比べる楽しさのある料理です。赤ワインとの相性の良さも格別ですね。
特に冬になると多くメニューに並ぶ料理ですので、一度ご賞味ください!
料理協力