箱根の温泉と歴史 Lesson.3


はい。ハコネラインです。

今回が最終章。箱根の温泉と歴史です。

別荘時代の到来

明治時代になると、政財界のトップクラスの人々の間で別荘を営む事が流行りはじめました。初期は大磯や鎌倉、葉山などの海沿いが多くみられましたが、後期になり、次第に海から山の方へと趣向が移ってきました。

そして、この頃から少しずつ箱根に別荘がみられるようになっていきます。

 

箱根は温泉だけじゃない

インフラも整備され、高級別荘地として人気の箱根でしたが、その反面、旧東海道を利用する人は少なくなり、観光を生業としていた人たちの生活は大きな打撃を受け衰退していきました。

しかし、大正11年に箱根関所跡が国の史跡に指定され、昭和35年には石畳や杉並木などが国史跡に指定されると、街道関連の遺跡が改めて文化財として見直されるようになりました。

各地に残る史跡などは、文化財として新たな価値を得ただけでなく、歴史を追体験できる貴重な場として人気が再燃してきました。高度成長期を迎え、レジャーブームとなる中、多くの観光客が箱根を訪れるようになり、箱根は高級保養地から大衆観光地へと性格を変えていきました。

 

観光開発の発展

このように大衆化が進む中で、企業間の箱根の開発競争は激しさを増していきます。
新道に路線バスが通り、芦ノ湖上には大型船、ロープウェイの開通も進みました。また、大勢の観光客を迎えるために大型ホテルが次々と建てられ、箱根は全国でもトップクラスの観光地として益々発展していくのでした。

 

現在の温泉場の数は?

箱根が発展していく中で、また新しく温泉場が生まれます。
今までの十二湯から、五つ増えて十七湯

  • 宮城野 1958年
  • 大平台 1951年
  • 二ノ平 1963年
  • 芦ノ湖 1966年
  • 蛸川(たこがわ)1993年

さらに、以前からあった大涌谷温泉、湖尻温泉、早雲山温泉を加え箱根二十湯とも呼ばれているそうです。

 

まとめ

この度、初めて知る事も多かった箱根の歴史。何百年もの様々な時代に深く関りを持ちつつも、貫き通した使命は癒しの場であり続ける事。私たちは、その先人たちの想いや文化を守りながらも、新しく塗り替えていく勇気を持つことが、本当の意味で襷(たすき)を繋ぐことになると思います。

ご一読いただき有難うございました。